鉄道会社123社でミライロIDが使えるようになります


この度、ミライロIDの使える場所にJRなどが加わり、123社の鉄道会社で利用できるようになります。3月13日(土)より、ミライロIDを採用する鉄道会社が大きく増加します。

※ミライロIDを導入する鉄道会社と各社の採用時期は、下部をご確認ください。

※ミライロIDの画面を表示できない場合などに備え、引き続き、障害者手帳は携帯してください。

※マイナポータルとの連携を必須とする等、ミライロIDを活用した障害者割引適用条件は、鉄道会社によって異なります。各社のミライロID採用日以降、<コチラ>をご参照ください。

鉄道会社の一斉導入が意味すること


障害のある方が公共交通機関や各社サービスを利用する際、割引を受ける方法は各企業へ一任されています。これまでは、割引を利用する度に、障害者手帳の現物提示を求める企業がほとんどでした。2019年7月にミライロIDがリリースして以降、スマートフォンによる掲示は徐々に広まり、2021年2月末時点で885の事業者で導入されてきましたが、この度、鉄道会社の理解と協力により、大幅に導入が進むこととなりました。

2021年2月にミライロIDユーザー271名が回答したアンケート調査(※1)では、「障害者割引をよく利用する場所」として179名が「公共交通機関」と回答し、最も利用頻度が高いことがわかりました。

【ミライロIDのユーザーアンケート結果のグラフ】「障害者割引をよく利用する場所を教えてください ※3つまで」という問いに対して、回答したのは全271名。回答は上から順に「公共交通機関(タクシーを含む)」が179名。「映画館、カラオケなどの小規模レジャー施設」が138名。「美術館、博物館などの中規模レジャー施設」が113名。「駐車場」が58名。「公共の施設(運動公園など)」が52名。「遊園地などの大規模レジャー施設」が51名。「その他」が10名。「スポーツ観戦、観劇など」が6名。という結果でした。

また、同アンケートで「ミライロIDについての要望」を集めたところ、160件の要望の内、87件は「ミライロIDが使える場所が広まってほしい」という回答であり、さらにその内の24件は鉄道会社名や地域を指定した要望であることがわかりました。

今回、多数の鉄道会社がミライロIDを導入することは、より多くの障害のある方の外出促進や負担軽減に寄与します。

※1 ミライロIDのアンケート機能「ミライロ・リサーチlite」によるWEBアンケート結果(2021年2月3日~2月25日実施)

ミライロIDユーザーの声


ミライロIDユーザーに実施したアンケートでは、障害のある方から下記のような声も集まりました。

「利用できる箇所がどんどん増えてほしい。 手帳本体をなくしがちな人や、街中で手帳を出すことに抵抗を感じる人でも、アプリなら気軽に使え、使える場所を一覧で見られるからすごく快適です」

「もっといろいろな公共施設や鉄道・バスなどで使えるようになってほしい」

「手帳の写真を直接使用するのではなく 電子的な画面に変えて表示できると、提示する場合も見やすいし、使いやすいと思う」

「手帳がかさばるので、ミライロIDにはとても期待しています。少しでも使える施設が増えることを願っています」

「このアプリをすべての場所で使うことができればいいなと思う」

「交通系ICカードと連携して障害者手帳を取り出さなくても割引が受けられるようにしてほしい。 杖を常に持っているので、片手で交通系ICカードと障害者手帳を出すのは大変。落とすこともあり、混んでいるときは通常料金で支払うこともある」

代表・垣内俊哉より


これまで、ミライロIDユーザーから、「もっと認知度を高めてほしい」「QRコードの提示で割引がされるようになってほしい」などのご要望をいただいてきました。そのようなご要望と共に、「これからの普及に期待しています」といった応援の声もたくさん寄せられていました。

今回、鉄道会社での導入が増えることで、使える場所が大幅に拡大します。これを機に認知度がぐっと高まり、より多くの場所でご導入いただけることを願っています。また、障害のある方はぜひミライロIDをダウンロードの上、積極的に活用していただけますと幸いです。今後も、ユーザーの皆さま、ご導入いただく事業者の皆さまと共に、ミライロIDを通して、誰もが自由に外出できる未来を創造して参ります。

鉄道会社の一覧と採用時期


ミライロIDを導入する鉄道会社の一覧と各社の採用時期は以下の通りです。(順不同)

● 採用済み

西武鉄道株式会社/京王電鉄株式会社/札幌市交通局/一般財団法人札幌市交通事業振興公社/函館市企業局交通部/熊本市交通局/弘南鉄道株式会社/三陸鉄道株式会社/阿武隈急行株式会社/鹿島臨海鉄道株式会社/上毛電気鉄道株式会社/樽見鉄道株式会社/秩父鉄道株式会社/銚子電気鉄道株式会社/伊豆箱根鉄道株式会社/近江鉄道株式会社/嵯峨野観光鉄道株式会社/一畑電車株式会社/阿佐海岸鉄道株式会社/長崎電気軌道株式会社/沖縄都市モノレール株式会社/筑波観光鉄道株式会社/高尾登山電鉄株式会社/大山観光電鉄株式会社/六甲山観光株式会社/皿倉登山鉄道株式会社

● 2021年3月13日から採用

北海道旅客鉄道株式会社/東日本旅客鉄道株式会社/東海旅客鉄道株式会社/西日本旅客鉄道株式会社/四国旅客鉄道株式会社/九州旅客鉄道株式会社/東武鉄道株式会社/京成電鉄株式会社/小田急電鉄株式会社/東急電鉄株式会社/京浜急行電鉄株式会社/東京地下鉄株式会社/相模鉄道株式会社/名古屋鉄道株式会社/大阪市高速電気軌道株式会社/近畿日本鉄道株式会社/南海電気鉄道株式会社/京阪電気鉄道株式会社/西日本鉄道株式会社/新京成電鉄株式会社/北大阪急行電鉄株式会社/泉北高速鉄道株式会社/東京都交通局/横浜市交通局/福岡市交通局/道南いさりび鉄道株式会社/青い森鉄道株式会社/津軽鉄道株式会社/IGRいわて銀河鉄道株式会社/仙台空港鉄道株式会社/由利高原鉄道株式会社/秋田内陸縦貫鉄道株式会社/山形鉄道株式会社/会津鉄道株式会社/北越急行株式会社/えちごトキめき鉄道株式会社/アルピコ交通株式会社/しなの鉄道株式会社/あいの風とやま鉄道株式会社/のと鉄道株式会社/IRいしかわ鉄道株式会社/ひたちなか海浜鉄道株式会社/真岡鐵道株式会社/わたらせ渓谷鐵道株式会社/天竜浜名湖鉄道株式会社/愛知環状鉄道株式会社/伊勢鉄道株式会社/小湊鐵道株式会社/流鉄株式会社/北総鉄道株式会社/東葉高速鉄道株式会社/埼玉高速鉄道株式会社/首都圏新都市鉄道株式会社/東京臨海高速鉄道株式会社/江ノ島電鉄株式会社/箱根登山鉄道株式会社/横浜高速鉄道株式会社/富士急行株式会社/伊豆急行株式会社/明知鉄道株式会社/豊橋鉄道株式会社/叡山電鉄株式会社/WILLER TRAINS株式会社/阪堺電気軌道株式会社/水間鉄道株式会社/和歌山電鐵株式会社/岡山電気軌道株式会社/錦川鉄道株式会社/智頭急行株式会社/土佐くろしお鉄道株式会社/平成筑豊鉄道株式会社/肥薩おれんじ鉄道株式会社/湘南モノレール株式会社/東京モノレール株式会社/千葉都市モノレール株式会社/多摩都市モノレール株式会社/大阪モノレール株式会社/北九州高速鉄道株式会社/埼玉新都市交通株式会社/株式会社ゆりかもめ/株式会社横浜シーサイドライン

2021年3月20日から採用

阪神電気鉄道株式会社

2021年3月27日から採用

阪急電鉄株式会社/山陽電気鉄道株式会社/能勢電鉄株式会社

2021年4月1日から採用

仙台市交通局/京都市交通局/神戸市交通局/黒部峡谷鉄道株式会社/長良川鉄道株式会社/福井鉄道株式会社/えちぜん鉄道株式会社/北条鉄道株式会社/甘木鉄道株式会社/株式会社舞浜リゾートライン/比叡山鉄道株式会社

2021年4月23日から採用

一般財団法人青函トンネル記念館

※マイナポータルとの連携を必須とする等、ミライロIDを活用した障害者割引適用条件は、鉄道会社によって異なります。各社のミライロID採用日以降、<コチラ>をご参照ください。