事業者の声



障害の有無に関わらず楽しんでいただける水族館へ

マリンワールド海の中道の目指す姿


株式会社海の中道海洋生態科学館 営業部

三宅基裕

ミライロチケットとして「マリンワールド海の中道」の入場券を掲載してくださっている海の中道海洋生態科学館さんに、導入に至った想いや今後目指す姿を伺いました。

ミライロチケットを導入していただいた背景を教えてください。

マリンワールド海の中道では、来館者がスムーズに入館できるよう、自社で開発した電子チケットをはじめ、各種オンラインチケットサービスを導入してきました。しかし、障害者割引のチケットは障害者の本人確認が必要という理由から、窓口で販売してきました。

ご家族で来られていた車いすユーザーの男性が、グループから抜けてひとり窓口に来たことがあります。他の人達はオンラインでチケットを購入したので先に入館し、自分だけ現地で購入することになったそうです。

ミライロチケットで入館チケットを購入すれば、障害者手帳の提示が不要となり、友達や恋人、家族の輪から抜け出すことなく、揃って入館することができます。

障害のある人もない人も、同じように入館して楽しんでもらえる水族館にしたいという思いから導入が決まりました。

イルカショーの様子
オアシス水槽

ミライロチケットの導入後、どのような効果がありましたか?

以前より、多くの方から前売券の問い合わせはありましたが、障害者割引チケットについては、当日窓口でご購入いただくようご案内していました。

ミライロチケット導入後の問い合わせでは、ミライロチケットを紹介し、ご利用いただいています。

マリンワールド海の中道の外観
外洋大水槽

今後の展望やユーザーの皆様へのメッセージをお願いします。

当館では入館券および館内体験イベント券として電子チケットを活用していますが、前売券全体の中で電子チケットの割合は年々増えてきています。購入者側としては、インターネット環境があれば、いつでも、だれでも、どこででもチケットを購入できるメリットがあります。また、曜日・時間帯によっては入館券販売窓口には長い購入列ができることがありますが、電子チケット購入者は、当日そのまま入館できる手軽さもあります。

企業側としては、チケットを始めとして、各種サービスにデジタル化を導入し進めることは、紙資源削減や、販売・集計業務の効率化の実現に一歩近づくことができます。各種サービスの選択肢が増えることで、利用者の皆様がそれぞれの事情に合った方法でサービスを受けることができるようになり、CS向上に一役買うことにも繋がります。

ミライロチケットを導入できたことは、サービスを充実させ、かつデジタル化を推進する上で当館にとって大きな一歩でした。