障害者手帳のカード化における、メリット・デメリット


2019年4月から始まった、障害者手帳のカード化。
導入時期や申請方法などは発行元自治体によって異なっており、東京都では2020年10月1日から導入されました。
弊社代表のカード型の障害者手帳から、その特徴についてお伝えします。

カード化の背景

紙の手帳だと耐久性が弱く、長年所持しているうちに文字や写真が擦り切れてしまったり、水に濡れてにじんでしまうといった問題がありました。
そこで、2019年4月の法改正によって、カード型の手帳の交付が認められるようになりました。
現在、どの自治体が導入しているのでしょうか。

導入都道府県(2020年12月21日時点)

山口県(療育手帳のみ、2015年から導入)
大分県(2020年9月23日から導入)
東京都(2020年10月1日から導入)
大阪府箕面市(2020年10月1日から導入)
佐賀県(2021年1月から申請受付)
神奈川県横浜市(2021年1月15日から申請受付)

大阪市や徳島県など、導入準備中の自治体もあるようです。

紙とカードの違い

従来の紙の手帳とは、どのような違いがあるのでしょうか。
主な違いとして、以下の点が挙げられます。

■写真は貼付ではなく印刷

紙の手帳はカラーの顔写真をそのまま貼付しているため、長年手帳をお持ちの場合、写真が擦り切れて見えにくくなることがあります。
カード型はカードに印刷されるため、擦り切れる心配はありません。
なお、偽造防止にパールインキを使用しているため、顔写真は白黒となります。

■サイズは保険証と同様

紙の手帳は、冊子になっているものもあれば縦型・横型に折りたたんで持ち運ぶタイプのものもあります。
カード型はサイズが保険証と同じなので、財布などに入れて持ち歩くことができます。

■上下を判別しやすいよう、右上に切れ込み

視覚障害のある人でも上下を判別しやすくするための切れ込みです。
紙の手帳に上下を判別する目印はありませんでした。

■住所は表面に表示

紙の手帳では、障害の表記とは別のページに記載されていることが多くあります。
個人情報が見えやすい位置にあるという点では、抵抗感を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

■障害名は裏面に表示

紙の手帳では、障害等級や旅客運賃減額などと同じページ、もしくは見開きに記載されているものもあります。
住所の記載とは反対に、心理的負担は軽減されるかもしれません。

写真 弊社代表の垣内のカード

※弊社代表・垣内のカード型の障害者手帳です。
 10月1日に申請して、1か月半で交付されたようです。

カード化によって変わること

以下のことが考えられます。

■メリット

・文字や写真が擦り切れるなどを理由とした再発行が減る
・財布またはパスケースなどに入るため、持ち運びしがやすくなる

■デメリット

・別冊の携帯忘れが発生する
・別冊の落とし物が発生する
・裏面の備考欄が狭いため、住所変更や自動車税減免更新が多くある場合に備考欄が不足し、再交付の頻度が増える。

ミライロIDとの併用で利便性の向上を

紙の手帳とは違い、住所の表記が表面になるため、提示する際に抵抗感を覚える方もいるかもしれません。
しかし、カード化はきっとゴールではないでしょう。どんな施策もそうであるように、より良くなるための改善がされていくはずです。
障害のある方がより便利に、より安心して毎日を過ごせるよう、導入される地域が増えることを願っています。

障害者手帳アプリ「ミライロID」を登録すると、アプリ画面を見せることで障害者割引を受けられます。また、定期的にお役立ち情報を得られます。
そして、カード型の手帳に必要な「別冊」に記載された情報は、ミライロIDでも管理可能です。
お手持ちの障害者手帳(紙もカード型も)をスマホで撮影するだけで簡単に登録できますので、ぜひご利用ください♪

ミライロIDが使える場所はこちら

参考:東京都での申請対象者(地域によって異なります)

申請対象者
①身体障害者・愛の手帳(東京都療育手帳)
⇒新しく申請する人
 すでに手帳を持っていて、カード形式へと切り替えたい人
 (切り替えを希望する場合は再交付申請が必要です)

②精神障害者保健福祉手帳
⇒新しく申請または更新申請を行う人
 (すでに手帳をもっている人は定期更新時に切り替えが可能です)

申請先
お住まいの市区町村の各障害者手帳の所管窓口
東京都における申請の詳細はこちら