「ミライロID」が2022年度グッドデザイン賞にて「グッドデザイン・ベスト100」と特別賞「グッドフォーカス賞[新ビジネスデザイン]」を受賞
デジタル障害者手帳「ミライロID」が、このたび2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。さらに、審査委員会により特に高い評価を得た「グッドデザイン・ベスト100」に加えて、特別賞「グッドフォーカス賞[新ビジネスデザイン]」を受賞しました。また、デジタル障害者手帳/ミライロIDは障害者にポジティブな行動変容を促すことと、社会性や公共性をもった持続的な事業として高く評価されました。
今回の受賞を契機に、ものづくりにおけるデザインの活用を積極的に推進し、品質の向上に努めてまいります。
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ミライロID考案者からのコメント
株式会社ミライロ 代表取締役社長 垣内俊哉
このたび、このような賞をいただき、大変光栄に思います。1952年より障害者手帳を用いた割引制度が定められ、障害のある方の社会参加を促すきっかけとなりました。一方、障害者手帳の確認は、障害のある方だけでなく、対応する事業者にとっても大きな負担となっていました。「ミライロID」はそのような課題を解決し、誰もが外出しやすい環境を作りたいという想いから生まれました。
今回の受賞によって認知度が高まり、より多くの場所で導入されることを願っています。また、障害のある方はミライロIDを積極的に利用していただけますと幸いです。今後も、ユーザーや事業者の皆さまと共に、ミライロIDを通して、誰もが自由に外出できる未来を創造してまいります。
グッドデザイン賞 審査委員による評価コメント
障害者手帳をスマートフォン上でデジタル化することで、これまで障害当事者にとっても、サービス提供事業者にとっても、負担となっていた手帳の確認の手間を省くことができるようになった。紛失劣化のリスクもなく、個人情報を開示することなくさまざまなサービスを受けられる点はデジタルならではの利点であり、マイナポータルAPI民間活用第一号としても素晴らしい前例となるだろう。こうした取り組みが障害者にポジティブな行動変容を促すことはもちろん、事業としても着実に利用者や対応事業者を増やしており、今後も社会性や公共性をもった持続的な事業として展開されていくことが期待される。
■グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルでもある「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
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ミライロID運営事務局