デジタル障害者手帳「ミライロID」と社員IDを連携し、障害者手帳の効率的な管理を実現! ー障害のある社員が働きやすい環境づくりを推進します

ミライロIDと社員IDの連携イメージ

株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:垣内俊哉)は、運営するデジタル障害者手帳「ミライロID」において、社員IDとの情報連携サービス(以下、「本サービス」)の提供を開始します。

ミライロIDが持つ障害者手帳の情報を外部の社員IDと紐づけることで、企業と社員のスムーズなやりとりが可能となります。これにより、障害のある社員が働きやすい環境づくりを推進します。

なお、本サービスの利活用第一号として、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田隆之、以下 NEC)の社員IDと連携します。

本サービスの開発の背景

障害のある社員を雇用する企業は、障害者認定や行政監査の確証として障害者手帳を保管しています。障害者手帳の画像が不鮮明な場合は再提出を求めることもあるなど、提出する障害者も管理する事業者も負担となっているのが現状です。

また、障害者の法定雇用率は、これまで2.3%だったものが2024年度から2.5%、2026年度からは2.7%に段階的に引き上げられます。したがって、障害者手帳に関わる情報のやりとりは増え続けることが予想されます。

この課題に対応するため、ミライロIDによって障害者手帳の情報を外部の社員IDと紐づけ、企業と社員のスムーズなやりとりを可能にします。
本人の同意を前提に、人を介さなくても障害者手帳の情報を提供および取得できるようになるため、「高年齢者・障害者雇用状況報告書」(通称「ロクイチ報告」)などの対応が効率化されます。

本サービスの概要

本人同意を前提に、ミライロIDが持つ障害者手帳(身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳)の情報を、希望する企業に提供します。
障害者認定や行政監査の確証に必要となる、障害者手帳の画像や有効期限、障害種類、等級などの情報と社員IDとの連携が可能です。
障害のある社員が許可をする操作のみで、障害者手帳にかかる情報の提供および取得ができるようになります。

事業者の皆さまへ

本サービスを利用する事業者を募集しています。
障害者手帳の管理に課題があり、改善を希望する企業は、下部に記載の「お問い合わせ先」までご連絡ください。

コメント

・日本電気株式会社 執行役 Corporate EVP 兼 CIO 小玉浩

今回、デジタル障害者手帳「ミライロID」と、弊社の社員IDとの情報連携が実現したことを、大変嬉しく思っています。
NECでは、“Inclusion and Diversity”を、経営/事業における成長戦略と位置付け、誰もがビジネス成長に向けて、持てる力を最大限発揮できる職場環境を築くことを目指しています。
全社でエンゲージメント向上に取り組む中、障害のある社員についても、合理的配慮の提供やバリアフリーなどの環境整備にとどまらず、社内施設・サービスの利用における特典付与等のベネフィット創出や、障害の有無に関わらず社員同士が主体的につながり、相互にサポートしあうことでI&Dのカルチャーが広がっていく取り組みを推進中です。

今回のミライロIDとの連携において、障害者手帳の情報が、顔認証技術で社員IDと紐づくことにより、障害のある社員のエクスペリエンス向上や、企業の法的対応(行政報告・監査)の効率化につながります。これは、最先端のテクノロジーを活用し、「人の力を最大化する職場環境」の構築を目指すNECにとって大きな一歩です。

今後も、NECは社内外の多くの関係者と協力し、テクノロジーを最大限活用し、誰もが働きがいを感じられる職場環境、社会環境の構築に貢献していきます。

・株式会社ミライロ 代表取締役 垣内 俊哉

当社では、「ミライロ目安箱※」を設け、障害者対応にかかる課題の把握に努めてきました。そのような中、障害のある方から、「所属企業に行っている障害者手帳の提出をスムーズにできないか」というご相談が寄せられました。本件を複数社の人事担当者に共有したところ、提供を受ける側としても改善を希望していることがわかりました。

今後は、ミライロIDのAPIを活用することで、人を介さなくても障害者手帳の情報を提供および取得できるようになります。特に、「高年齢者・障害者雇用状況報告書」(通称「ロクイチ報告」)の対応が効率化されることが大きなメリットになると考えます。

本サービスを通して、障害のある方が働きやすい環境づくりを推進するとともに、社会参加を後押ししていきます。

※「ミライロ目安箱」についてはこちら

デジタル障害者手帳「ミライロID」について

障害者手帳を所有している方を対象としたスマホアプリです。
ユーザーは、障害者手帳の情報や求めるサポートの内容などを登録でき、「ミライロID」を本人確認書類として認めている事業者において割引が受けられます。
また、クーポン提供やチケット販売、広告掲載、他サービスとのAPI連携も行っています。
さらに、2024年1月9日からは、オンラインショップ「ミライロストア」をアプリ内に開設しています。

・「ミライロID」公式サイトはこちら

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