事業者の声



生理用品をみんなのものに


有限会社アジュマ

取締役 北原みのり 様

ミライロクーポンとして「ムーンパンツ」のクーポンを掲載してくださっているアジュマさんに、クーポン導入に至った想いやメッセージを伺いました。

ムーンパンツについて教えてください

日本での吸水ショーツブームの火付け役ともなったムーンパンツは、台湾のフェミニストたちが開発しました。
開発者の一人は「フルムーンガール」というアジア初の月経カップを開発しています。自らを「生理オタク」と称する女性たちが、最も使いやすい生理用品を研究し、様々な布を試しながらいきついたのがムーンパンツです。

画像 「日本と台湾あわせて10万枚使われました」


台湾は、アジアで一番ジェンダー平等がなしとげられている国とも言われています。同性婚も成立していて、女性と男性の賃金格差もかわりません。それでも2000年代までは、タンポンを使うときには「医者の判断」が必要と言われていたり、とても性に保守的な文化の国でした。


ムーンパンツは、若い世代の女性たちが、自分たちの身体を肯定し、生理のある日を快適にすごすための最高のものをつくろう、という思いで研究されました。台湾の繊維技術は世界トップレベルといわれています。最先端の繊維技術で、漏れない、蒸れない、におわない布を使い、吸水ショーツがつくられました。


私たちが知る限り、ムーンパンツは今でている吸水ショーツのなかで最も薄い布を使っています。薄いですが、吸水量はナプキン3枚分あります。高温多湿な台湾でも、生理のある日を快適に過ごすためにつくられているので、日本の気候、特に夏はムーンパンツが手放せません。多くの方に使っていただきたい、吸水パンツです。

画像 ムーンパンツ

ミライロクーポンを導入してくださった背景を教えてください

ムーンパンツを販売してから、私たちが予想していなかった声がたくさん届きました。それは障がいのある女性や、障がいのある娘がいるお母さんたちからのものでした。車椅子の方、視覚障がいのある方、知的障がいがある方からの声を聴くうちに、今、社会で売られている生理用品が「自分たちのものではない」と感じている方が多いことを知りました。


ムーンパンツは、パンツの中の蒸れが気にならず、デリケートゾーンの不快感も軽減されます。また、ナプキンを替えなくてもよいので、障がいのある多くの方に使いやすいものだと実感しています。さらに、多くの方の声を伺いながら、商品開発をしたいという思いから導入を決めました。

実際のミライロクーポンの例

障害のある方への想いやメッセージがあればお寄せいただけますか?

私たちの会社は、女性のプレジャーを肯定し、自分のカラダを祝福しよう、という思いで運営しています。スタッフには車椅子ユーザーもいるのですが、彼女と初めて生理の話をしたときに、驚くことがあまりに多かったのです。紙オムツをナプキン替わりにしているということ、オムツだと吸水量も多いが蒸れてしまうのでデリケートゾーンが荒れて困る、頻繁に交換するのは現実的ではないということ、そしてこういう話は誰ともしたことがない、ということなど・・・。


また、ムーンパンツを販売しはじめてすぐに、知的障がいのある娘がいるお母さんたちから連絡がありました。使い捨てナプキンを使うのがむずかしいが、ムーンパンツだったら大丈夫だろうか?という声が、お一人やお二人ではなく、たくさん届いたのです。


女性として生きていて、この社会は冷たいな、理解がないな、想像力が欠けているなと実感することは多々あります。でも、障がいのある女性たちの生理の困難は、私には全くみえていませんでした。多くの人が、生理を毎月迎えます。その間を「我慢」することがあたりまえになっているのは、やはりおかしいと感じます。だから、誰もが我慢せずに、一番いいものを手に入れられるように、そういうことをちゃんと提案していきます。そういう企業として成長したいと思っています。
今回、多くの声をアンケートでいただきました。いただいた声は必ず、活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。